
2024/5/26_タウンミーティングin福岡@鈴木 宣弘氏
2024年07月11日 10:30
私たちの毎日の生活に欠かせない「食」
日本の「食と農業」の現場は、いったいどのような現状なのか?
元農水省官僚で、東京大学特任教授の鈴木 宣弘先生をお招きしてのタウンミーティング in 福岡を開催し、
『子どもたちの未来をつくる食と農業』
~日本の食と農業危機のリアル~
というテーマで、語っていただきました。
まず驚いたのは、世界中で種子の独占が進んでいるという事実です。
日常的に食べている野菜や果物の種が、特定の企業によって管理されており、日本でも自家採取が制限され、農業の自立性が失われつつあることが指摘されました。
次に、日本の食料自給率が38%に過ぎないこと。
これは、日本の食卓が外国からの依存度が高いことを示しています。私たちの命を支える食材が、海外からの輸入に頼っている現実に不安を感じました。
写真1 会場の様子
また、米作りの経済的問題として、高騰する生産コストと政府の政策が、農家の負担を増やし、結果として私たちの食卓に影響を及ぼしていることが指摘されました。さらに、アメリカの農業政策が日本に与える影響についても言及があり、その現実について深く考えさせられました。
写真2 「食の現状」を熱く語られる鈴木先生
最後に、子どもの健康に欠かせない給食の重要性が強調されました。地域の生産者と消費者が連携して持続可能な食料供給を実現することの重要性が語られ、地元の取り組みに対する希望を感じました。
この講演を通じて、日本の食文化をまもるために出来る具体的な行動は、下記の4つです。
1.地元の農産物を積極的に購入し、地域経済を支援する。
2.学校給食の改善に向けて、保護者として積極的に関与する。
3.地元の食育活動に参加し、子どもたちに健康的な食生活の大切さを教える。
4.SNSやブログを通じて情報発信を行い、地域全体の食料自給意識の向上に貢献する。
写真3 ボランティアスタッフ
参政党は、食や教育改革など子どもたちの未来を支える政策を推進しています。
これからも、多くの人々に参政党の活動とその重要性を伝え、私たちの未来を明るくするための貴重な活動を行っていきます。
文責:脇山 康子
編集:木下 登勝